
前回、LEDが消費電力や寿命の観点からエコであることをじっくり知ることができました。今回は、LEDにおける他のメリットなどについても、実際の利用事例を交えながら、レッド博士に詳しく教えて頂きました。

そのほかの特徴としてLEDには、紫外線を出しにくいということがあります。
夜になると、公園の水銀灯などに虫が大量に集まってきますが、あれは電灯から出ている紫外線が原因となります。
LEDは可視光線以外を出しにくい光源ですから、紫外線を好む虫がほとんど寄ってきません。
こうした特徴を利用して、照明をLEDに変えたガソリンスタンドでは、虫が減ったため女性ドライバーが増えたという話も聞いたことがあります。
紫外線には色素を破壊するという特徴もあります。
そのため、例えばブティックでスポットライトを当ててディスプレイしていた服で、右の肩と左の肩では色が微妙に違う、といった現象が起きることは珍しくありません。
強い光にさらされていた部分の退色が進むからです。
古墳の壁画、美術館に展示されている絵画といった、変色しやすい文化財を守るためには、紫外線をほとんど出さないLEDが有効です。
LEDは生鮮食料品の鮮度を落とす原因となる熱線や、赤外線もほとんど出しません。そのため、スーパーの魚売り場や寿司屋などでLED照明の導入が始まっています。

もちろんできますし、LED化することで多くのメリットを得られます。
体育館などで使用されている水銀灯は、完全に明るくなるまでに10~15分ほど時間がかかります。
LEDの場合は約1秒で十分に明るくなるという即時性があるため、非常に便利です。
寿命が長く、交換頻度も少なくて済むことも、体育館のように天井の高い建物の照明として適していると言えるでしょう。

LED電球も割れることはありますが、プラスチックが主体なので、ガラスを使用している照明よりも丈夫です。
当然、白熱電球や蛍光灯、水銀灯などよりも割れにくく、割れた際の危険度も低いと言えます。
LED電球の主要な材料はプラスチックのほか金属ですから、廃棄するときも自治体にもよりますが、燃えないゴミとして捨てることができます。
LED電球はまた、ガラスを使用した照明よりも軽く、災害時にも安心です。大きな地震の際は、たとえば体育館の水銀灯が落ちて割れる確率は非常に高いですし、揺れが収まってしばらくしてからも落下の不安は残ります。
これに対してLED電球は、水銀灯と比較して割れる確率も低く、たとえ落下してもガラスのように割れて飛び散る心配がありません。
地震では、食器棚や窓などのガラスが割れ、避難前に室内でケガをしてしまうケースは少なくありません。
飛散防止フィルムをはりにくい照明ではガラスを少なくすることも、防災対策の一つとして考慮してみてはいかがでしょうか。
インタビュー日:2011年7月11日
プロフィール

LED博士(レッド はかせ)
株式会社大塚商会 上久保 崇司 氏
メーカーの開発部にてエクステリア照明・LED照明などの商品開発を担当、営業企画部にてマーケティング、販売促進などを担当。
その後、株式会社大塚商会にて、企業、公共施設、商業施設などのLEDライティング計画の推進を手がけている。
また、一般社団法人LED光源普及開発機構に理事として参画、運営を通じLED光源の普及啓蒙活動を推進する他、グリーン購入法特定調達品目検討会LED機器分科会にも参加。
地域おこしや、文化的意義のあるイベント「長谷川章 D-Kデジタル掛け軸」など光のプロジェクトにも参画。
大塚商会が会員である特定非営利活動法人LED照明推進協議会(JLEDS)標準化委員会にも参加している。
社団法人照明学会会員、LEDライティングアドバイザー、照明デザイナー

LEDレポーター
島津 美貴
北海道の出身である島津さんは、スキー・スケート・スノーボードといった冬のスポーツが得意。学生時代は、理系を専攻していたもこともあり、LEDなどを使った電子基板の実験もしていたことがあった。
社会人になってからは、IT業界で様々な経験を積み、そのときにネットワークやLinuxなどの技術を習得。その後、放送業界へ転進し、イベントやTVなどの司会やレポーターとして現在、活躍中。
日常の生活では、趣味の料理にも拘りがあり、家庭菜園で収穫した素材を使った料理もしている。
- 【現在のレギュラー出演:2011年8月現在】
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- 「川口市広報番組ふれあい川口」リポーター
(JCN埼玉、JCN関東・川口市WEBサイト) - 「HAPPY FOOD HAPPY LIFE~はっぴる~」リポーター
(JCN船橋習志野)
- 「川口市広報番組ふれあい川口」リポーター






